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岩手県大槌町の酒 「浜娘」

 19日の「和酒と食文化を考える会』では全国から酒蔵が出店されていましたが
その中に昨年の東日本大震災で甚大な被害のあった岩手県大槌町の酒蔵「赤武酒造」さんも出店されました。

ご存じの方も多いと思いますが、大槌町は津波で町長さんまで亡くなるという状況の中
一歩一歩復興に向けて日々進んでいる町です。
赤武酒造さんでも、ご家族や従業員の方を失くされただけでなく蔵ごと流されて
一時的に内陸の盛岡で再建に動き出し今年の新酒からやっと酒造りを再開されたそうです。
蔵付きの酵母が保存されていた事で、地元を癒してきた味を取り戻しつつある喜びは
蔵のホームページからも感じられます。


 全国17蔵の出店で、遠方の素晴らしいお酒に出会えたことも素晴らしいかったですが
ルーツが岩手の私には、やはり一口で岩手の風土を思い起こさせ原点に返り、ほっとさせる味でした。
どのお酒も主張しすぎず、その穏やかな米の味は、幼い頃に嗅いだもみ殻でご飯を炊く台所の匂いを、
本醸造酒の気取らない落ち着いた味は、亡き祖母や叔母達が作る山菜や茸の郷土料理を囲んだ賑やかな食卓を
思い起こさせてくれました。

今は岩手から離れて過ごす私ですらそう感じるのですから
住み続ける地元の方たちにとっては、いかに待ち望んだ味だったかは想像に難くありません。



 蔵人修行中という谷藤さん(写真)は、蔵が地元で昔通り再建されるまで何年かかるか判らないけれども、
年々違うであろう状況での酒作りを、いっそのこと復興のステップとして楽しんで行きたい、と
おっしゃっていました。
その心境に至るまでの蔵や地元の方の苦しい過程については全く語られなかった明るい笑顔に
まっすぐな意思を強く感じました。

               写真 5.2



復興支援につながる商品も次々と出され、復興支援や試飲イベントなどへの参加情報は、
去年立ち上げられたホームページで見ることができます。


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テーマ:食品・食べ物・食生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2012/04/20(金) 10:43:59|
  2. 日本酒 sake
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